
美しい歯並び、口元を保つ取り組みの一つに、MFTスマイルトレーニングというものがあります。
MFTスマイルトレーニングでは、表情筋や舌の筋肉を強化し、正しく機能させることで、歯並び悪化の原因となる舌の癖や口呼吸の癖を取り除き、飲む、噛む、発音といった機能を改善していきます。
MFTスマイルトレーニングでは、表情筋や舌の筋肉を強化し、正しく機能させることで、歯並び悪化の原因となる舌の癖や口呼吸の癖を取り除き、飲む、噛む、発音といった機能を改善していきます。
当院では、きれいな歯並びを形成していくために、また、歳を重ねても美しい口元を維持していけるよう、お子さま、成人の方にMFTスマイルトレーニングをおすすめしております。
MFTスマイルトレーニングとは

MFTスマイルトレーニングとは、口周りの筋肉(唇、頬、舌)を鍛えるトレーニングのことです。来院時にスタッフと練習し、お家で毎日プログラム通りにトレーニングを行っていただくことで、筋肉のバランスを正常化し、矯正治療がスムーズに進む、矯正治療後の後戻りが起こりにくくなる、といった効果が期待できます。
また、MFTスマイルトレーニングを実践しつづけることで、口角が上がり、すてきな若々しい笑顔を維持し続けていくことができるほか、噛む・飲み込む力も強化できるので、いつまでも若々しく、健康な体を維持しやすくなります。
当院では、さまざまなMFTスマイルトレーニング方法から、患者さまお一人おひとりに合わせたプログラムを組み立てて治療に取り入れ、より美しいスマイルを目指していきます。
MFTスマイルトレーニングの効果
口周囲の筋肉が弱すぎたり強すぎたりすると、歯並びや骨格の悪化、矯正治療後の後戻り(再度歯並びが悪くなること)、老けて見える、全身の健康状態の悪化、といったことが起こりやすくなります。
口周囲の筋肉は加齢による変化を受けやすい場所です。
日々のトレーニングを続けて健康な体、美しい口元を維持していきましょう!
口周囲の筋肉は加齢による変化を受けやすい場所です。
日々のトレーニングを続けて健康な体、美しい口元を維持していきましょう!
MFTスマイルトレーニングの実際の方法
MFTスマイルトレーニングでは、舌のトレーニング、噛む力をつけるトレーニング、飲み込むトレーニング、唇のトレーニングを行います。いずれも簡単にできるトレーニングですが、毎日続けることで確実に効果が現れていきますので、ぜひ頑張っていきましょう!
舌のトレーニング
スポットポジション

舌の先の正しい位置を覚える。
- お口を大きく開けスティックをスポットに軽く押しあて、2~3秒置く。
- スティックをはずし舌の先をスポットにつけ、2~3秒おく。
※舌の先を丸めないで、静止させた状態でスポットにあてる。
ティップ&スティック

舌の先のコントロール力をつける。
- スティックを口の前に垂直に持つ。
- 舌を前方に出し舌の先を尖らせ、舌とスティックの両方で3秒間押し合う。
- スティックを離し力を抜き口唇を閉じて休む。
※舌は水平に出し、スティックと直角にあて、舌を口唇や歯ではさまないように行う。
ミッド&スティック

舌の中央の力をつける。
- スティックを舌中央部に置き、軽く押す。
- スティックで押した力に抵抗するように舌を持ち上げる。
- スティックを離し舌の力を抜き、口唇を閉じて休む。
※舌を前方に出さず、上あごに持ち上げる。
ポスチャー

舌の正しい位置を覚える。
- 舌の先をスポットにつけ、舌全体を上あごに吸い上げてストローを上顎犬歯後方におく。
※舌の先を丸めないで、できるだけ舌の力で上あごにつけておく。
※舌がストローの下にならないようにする。
※舌がストローの下にならないようにする。
ポッピング

舌を上あごにつける為の筋力を鍛える。
- 舌の先をスポットにつけ、舌全体を上あごに吸い上げる。
- 口を大きく開け、舌小帯をできるだけ伸ばす。
- 舌で上あごをはじくようにして、「ポンッ!」と音をたてる。
※舌先はスポットにつけ、丸めないようにしっかり上あごに吸い上げる。
オープン&クローズ

舌の裏の筋を伸ばす。
- 舌を上あごに吸い上げ、お口をお大きく開け、できるだけ舌小帯を伸ばす。
- 舌全体を上あごに吸いつけたまま、奥歯を咬む。
※お口を開けた時に下あごを前方に出さない。
※奥歯を咬んだ時も舌を上あごに吸いつけたままで口唇は開ける。
※奥歯を咬んだ時も舌を上あごに吸いつけたままで口唇は開ける。
リップトレーサー

舌のコントロール力をつける。
- 舌を尖らせて口角に置き、反対側の口角に向かってゆっくり唇の輪郭をなぞる。
- 10秒で上下唇を1周する。
※舌の先を尖らせて行う。
噛む力をつけるトレーニング
バイトトレーニング

噛む力を強くする。
- 舌の先をスポットにつけ、頬(咬筋)に指先を置く。
- 奥歯を「ギュッ」っと咬みしめ、筋肉が固くなる状態を覚える。
- 舌の先をスポットにつけたまま力を抜いて休む。
- こめかみと耳の上方部に指先を置き、それぞれ上記と同じように行う。
※舌を前方に出さず、上あごに持ち上げる。
ガムトレーニング

咬む力を鍛え、お顔のバランスを整える。
- 食べ物を前歯で噛み切り、2つに分けた食べ物を奥歯の左右に置く。
- 口唇を閉じて、食べ物が前方に移動しないように、舌や頬をコントロールしながら噛む。
- 噛んだ食べ物を舌中央部に集める。
- 舌の先をスポットにつけ、口唇は閉じて奥歯を噛んで飲み込む。
飲み込むトレーニング
サッキングスワロー

飲み込む動作を覚える。
- スプレーで口角から奥歯の方向に水を入れる。
- サッキングをして舌側方部から舌後方部へ水を吸い集め、口唇を開けたまま飲み込む。
- 舌の先はスポットにつけたまま休む。
カッスワロー

舌の根本の部分の機能の改善。
- 口を大きく開け、人差し指を舌前方部にあて、下の前歯と共に抑える。
- 「カッ」と言って舌後方部が持ち上がる状態を鏡で見る。
- スプレーの水を上あごにあてるように注入し、2.とおなじような動きで指は押さえたまま、口を大きく開けて飲み込む。
※仰向けに寝た状態で行います。
スワロー

正しい飲み込み方を覚える。
- 口を大きく開け、スプレーの水を上あごにあてるように注入し、口を大きく開けたまま舌後方部を持ち上げて飲み込む。
- もう一度水を注入し、舌の先をスポットにつけ、奥歯を咬んで口唇を開けたまま飲み込む。
トラップウォーター

舌でお水を保持する。
- コップの水を少量吸い込み、舌と上あごの間に水をためる。
- コップを口から離し、ためた水がこぼれないように舌を強く上あごに吸いける。
- 奥歯を咬んで水を咽頭部に送り込み、口唇を開けたまま飲み込む。
唇のトレーニングでより口元を美しく
唇は年齢による変化をとても受けやすい場所です。
唇もトレーニングを続けることで、若々しく美しい口元を維持しやすくなりますので、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。
唇もトレーニングを続けることで、若々しく美しい口元を維持しやすくなりますので、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。
りっぷトレーニング1

唇の力を強くする。
- リラックスして奥歯を軽く咬み合わせ、唇を閉じる。
- 口角を真横に伸ばします。この時、口角が上に上がらないように注意します。
- 上下の唇を強く結び、できるだけ長い時間キープしたらその後は唇をリラックスさせます。
これを1日の中で好きな時に好きなだけ行います。
りっぷトレーニング2

唇の力を強くする。
- リラックスして奥歯を軽く咬み合わせ、唇を「うー」と前方へ突き出す。
- 上下の唇を中央に閉じる。
- 上下の唇を前方へ突き出した状態で強くすぼめる、できるだけ長い時間キープしたら、その後は唇をリラックスさせます。これを1日の中で好きな時に好きなだけ行います。
りっぷトレーニング3

唇の力を強くする。
- リラックスして姿勢を正した状態で、奥歯を咬み合わせ、りっぷホルダーを歯にそわせて上下の唇ではさみます。
- 唇を閉じて力を入れ「1・2・3・4・5」とカウントする間、りっぷホルダーが口から出ないようにリングを真正面に向かって水平に引っ張ります。
※りっぷホルダーを引っ張る際は唇から抜けないように注意する。